幽体離脱で経験する世界は、人間界とも違い霊界とも違う別の世界です。人間界と霊界との中間点の様な、いわゆる亜空間的な空間に位置することを意味します。
その空間は亜空間と言っても、架空の空間ではなく、肉体が入ることができない意識のみが存在する空間なのです。意識のみが感知できる空間です。
幽体離脱に関する記事「幽体離脱の実体験」をご覧下さい。
万が一、幽体離脱から自らの肉体に戻れない時には、そういった空間から永久に戻ることができなくなります。特定の仏教で即身成仏の行法がありますが、意図的に幽体離脱を行い、自らの肉体に戻らない行法に該当します。
深層意識が成仏に至ることならば問題ないですが、肉体を生き埋めにし、自殺をするような行法は決して行うべきではなく、仏道修行の一環として行われる体の良い自殺になります。間違った教え、考え方です。
現実的にはかなり誤った考え方であることは明白です。煩悩を死滅させると言う意味合いでは正しいですが、意図的に肉体に戻らない行為は絶対にあってはいけないことです。
また、幽体離脱を行うことで霊能力が開花されるような間違いを教えている人もいますが、大きな間違いです。霊能力を取得するには別の修行が必要です。