幽体離脱の実体験

 私は最近は行っていないのですが、最初に幽体離脱を体験したのは、22歳位だったと思います。その後も、3回体験しております。

 その当時はものすごく感動したのですが、今では今度、幽体離脱をするとしたら、臨終の直前でもういいかなぁと思っています。何故ならば、一度この感覚を覚えると、はっきり言ってもう自分の身体に帰りたくないと言う思ってしまうからです。

 その当時はヨーガにすごく興味を覚え、瞑想を1年以上実践しておりました。瞑想が深くなるにつれて、呼吸が1分に一回、更には3分に一回位にまで長くなっていった時です。

 その状態になると心臓の鼓動や血液の流れの音が聞こえ、今まで感じたことのない感覚を感じました。心臓の鼓動の音も呼吸と同じくどんどん回数を減っていくのです。

 そして、自分の意識はと言うと、全身が宇宙の様に大きく、次の瞬間には、塵よりも小さく今まで感じたことのない至福の感覚に酔いしれていたのです。

 その時です。いきなり自分(自己の霊体)がいきなり揺れ始め(身体毎揺れている感覚)音をたてて頭頂に向かってすごい勢いで登り始めたのです。その時耳をつんざく様な轟音が聞こえ、一瞬意識を失うかと思える程の感覚が全身を走りました。暫くその感覚が続きました。このつんざく様な轟音が聞こえない場合は、幽体離脱ではありません。

 そして、次の瞬間、はっと気がつくと、自分の身体を天井の上の方から、見つめているではありませんか。どう考えても不思議です。自分の身体を見つめている感覚が 不思議だけど、下にいる自分の身体が自分の身体ではない、他人の身体の様に感じたのです。そして、何より何とも言えない至福感があります。一瞬、これって幽体離脱ではないのか?自分に問いかけていました

 しかし、このまま戻らなかったら、死んでしまうのでないのか?一瞬、頭(厳密には意識)で感じたのです。そして、戻らなければと必死に思った(感じたの表現の方が 適切)次の瞬間、また何とも言えないまたあの轟音と共に自分の身体に戻ったのです。それから暫く時間が経ったのだろうと思いますが、意識を失っていました。

 実際にどれ程時間が経過したか分かりませんが、我に帰った時、結跏趺坐の状態でいる自分に気がついたのです。しかし、いくら動こうとしても身体は全く動 きません。手も足も自由が効かないのです。身体が異常に冷たいのです。このままではいけないと思い、指先から少しずつ(以前から金縛りには何度もあってい たので、同じ様に)動かしていきやっとの思いで動くことができる様になったのです。

 これが私が経験した、幽体離脱1回目の体験です。

 皆さんが幽体離脱を行う時は、必ず、幽体離脱の体験のある先生の元で行って下さい。私の元でも大丈夫ですよ。幽体離脱を自分で行うことは無謀であり、一歩間違えば命を落とすこともありますので、十分注意をして下さい。