下腹部が冷える状態は

 下腹部が冷える状態は、手足の冷えを呼び、自律神経の異常を生みます。 また、その周辺の腸や女性の方なら子宮の異常を引き起こします。更にどんどん体温が低下し、36℃以下になるともう異常が起き始めていると考えても間違いありません。

 身体的な変化で、最初の段階は便秘や体温の低下の症状です。そして、更に体温が低下して、手足の冷えから始まり、夜も眠れない程の状態に移行していきます。そして、精神的にマイナス思考になっていきます。もうその段階になると、全身の免疫機能がかなり低下し、様々な病を引き起こします。鬱病になるのも、自律神経の異常が原因だとしたら、元々は冷えが原因です。

 昔から、「風邪が万病の元」と言いますが、風邪を引くのは免疫機能が低下しているからです。或いは、身体に必要な様々なビタミン等の要素が不足していることも原因です。

 そこに「冷えも万病の元」と付け加えるべきです。

 若い頃は、自分が病気になるなんてことは信じたくないし、或いは、思ってもいないものです。しかし、成人病の年齢になると、運動不足や体力の低下も伴って、やっと自分の身体に関心を向ける様になります。

 しかし、本当は健康であるもっと若い頃から、生涯設計の中に健康になる作業を盛り込むべきだと思います。健康のありがたさは、病気にならないと分かりませんが、病気になってからでは取り返しがつかない場合もあるのです。

 気功的な取り組みは、あなたを確実に若返らせます。 或いは、年齢を感じさせない体質を作ります。身体内の健康だけではなく、肌の衰えも含めて防ぎます。私は、敢えて、特別な難しい方法は紹介していません。誰にでもできる簡単な気功(下腹部と肛門の運動)をお教えしていますので、実行してみて下さい。