がん保険・医療保険の落とし穴

 外資系の低価格な医療保険のCMを見ない日がありませんが、今話題のがん保険や医療保険は、しっかりと保険約款を確認してから加入しないと、後々後悔することになります。保険には色々なタイプがありますが、入院日数などを基準に考える様なオールマイティーに保障している保険であれば問題がなかったのですが、特約をつけていても実際に支払われないケースもあります。

 時代が変わり入院日数よりも重視は手術や治療内容だったりしますので、何を目的に保険を掛けるのかが重要な要素になります。

 ところで、昔から問題になっているのは、がん保険の死亡保険金です。直接死因が癌と診断書に明記がない場合、保険金が下りません。これは過去に多くの事例があります。例えば、直接死因が肺炎などと書かれた場合には、がん保険の入院保険金や死亡保険金が出ないケースが実に多いのです

 もし、あなたや周りのご家族が癌などになり、先進医療を受ける必要が起こった時に、実際にどう言う時に、保険金が出るかをしっかり確認する必要があります。

 また、先進医療を受けられる医療機関も限られますし、それがしっかりとした保険であるならば、先進医療特約は付けるのが良いのですが、実際に、保険によっては50%や10%程度しか先進医療費が出ないものもあります。

 先進医療に掛かる費用は2000万円~3000万円も掛かる場合もあります。それを充填する保険に加入することが必要です。

 もし、現在加入している場合は、もう一度保険内容及び保険約款を見直してみることで無駄な保険をかけなくて済むかも知れませんね。