身体内の気を高めるために・・・外気を取り入れる(基本)

 身体の中で一番外気を取り入れやすい所は、手の労宮足の湧泉と言う所です。

 この部分から、呼吸に合わせて外気を吸収する訓練をしましょう。呼吸は鼻からゆっくりと吸いその呼吸に合わせて、意識は労宮か湧泉それぞれに意識を集中し て外気を吸収するイメージしながら行います。

 最初は、右手、左手、そして右足、左足と少しずつ練習をして下さい。慣れるに従って、両手か両足それぞれで行 います。

 手、足それぞれ入る感覚がつかめるようになったら、以下の様に気を丹田まで導いて下さい。

  • ●労宮の場合は、前腕、上腕、肩、胸、腹部(丹田)まで気を導きます。
  • ●湧泉の場合は、足首、すね、大腿部、腹部(丹田)まで気を導きます。

 これを毎日一定時間行って下さい。すると最初はこそばゆい感覚だったのが、具体的に労宮・湧宮からはっきりと気が入る感覚がつかめてきます。

 まずは、継続していただき変化を感じて下さい。気を体内に取り入れ、丹田(服脳)に気を蓄えることが継続的にできれば、あなたは健康と幸運への切符を手に入れたことになります。

 気を体内に取り入れ蓄えることは、あなたの人生全般に大きな意味を成します。気功を単なる健康法と考えたり、自分には関係ないと考えたりはすごくもったいないことです。

 何故なら世の中も、あなたの人生も全てが、この気のエネルギーの影響を受けて動かされているからです。逆に、あなたの中に気が蓄えられコントロールされるならば、あなたはあなた自身や周りの環境までもコントロールする術(すべ)を得たことになるからです。

 また、気を知覚することは、あなたの潜在意識を活用することにもなり、気をコントロールすることは潜在意識のコントロールにも繋がります。外気を取り入れるこの基本的な訓練は、あなたを、あなたの人生をよりよくするための一つのターニングポイントになると確信しています。