間違った情報などの固定観念を持つことで、正確に物事を判断する力を失います

 人は自分だけは正しい判断をしていると思いがちです。しかし、その判断の大半を世論や周りの人の評価を基準にしたり、或いは、時に人によっては、自分の利益を優先した考え方を基準にしている場合もあります。それは、多くの場合間違った判断をしてしまうことに繋がります。

 国政も同じです。国民は政治家によってコントロールされています。また、マスメディアは高視聴率のために、必ずしも真理を伝えるとは限りません。表に見えているものの全てが真理ではない場合が世の中には多く存在します。経営者は頑張っている社員に対しても今の給与が適正だと思わせます。言葉を悪く言えば、私たちは力のある人達にうまく誘導され、利用されています。これが世の常なのです。

 間違った情報などの固定観念を持つことで、正確に物事を判断する力を失います。それだけでなく、その人自身を間違った方向へと導いてしまいます。また、何が正しく、何が間違っているかを判断するのは我々の筈なのに、実際は真実を伝えられずに信じ込まされているのも現実なのです。

 そして、特にニュース報道されたものを全て真実だと思ってしまうのも固定観念の一つです。或いは、雑誌に掲載された記事なども人は信じ込んでしまうことも同様です。

 ところで、昨今の○○銀行の不正融資問題は銀行本来の体質がもたらしています。例えば、今まで銀行では○○団関係の人が銀行を訪れ騒いだ時などには、支店長が別室に案内し、殆どの場合はお金で解決します。それは、支店長には支店長特別手当(暴対費???)なるものが支給され、問題が起きた時にお金で対処するようになっていると・・・。私が以前に聞いた話では、特別手当は毎月100万円だったと記憶しています。

 こういう問題も、本来銀行そのものが黙認?寧ろ容認していた事実とは違い、今回のことは結局はトカゲのしっぽ切りそのものです。もっと以前から行うべきことが、どうして今頃という感があり、大きな疑問が残ります。結局、私たちは、ニュース報道されたままを全て真実だと思ってしまいますよね。ここに固定観念が出来上がる仕組みがあります。しかし、真実は上記の様に別のところにあります。