霊的なものは、スピリチュアルなグッズなどでは絶対に取り除けません

 霊的存在は水のあるところに集まりやすく、病院やホテル、ビルなどのボイラー室などで霊を見るのはそれが原因です。水は液体なので、固体に比べ不安定な状態にあります。霊的存在も肉体を持つ人間に比べ、不安定な状態であるから引き寄せられます。また、方位的には人が忌み嫌う、鬼門や裏鬼門などに集まり易いと言えます。

 以前に憑依する場合は殆どない話をしましたが、ごく一部(数%)の例で、もし憑依するとしたら、その人の一番弱い部分(方向)から入ってきます。病気の人には身体的に、精神的に弱い人には意識の中に憑依していきます。(だからと言って、何でもかんでも霊が憑いているという占いや霊感の先生の言うことは真に受けないで下さい。

 また、霊的な存在はどこに、何に執着するかで、憑依する対象が変わります。人に憑依する場合は、特別な強い感情(憎悪・嫌悪・執念・愛情・同情など)を抱いた時や波長が合った時に限られます。場所に執着する場合は、その場所に思い出などの特別な意味や感情がある場合です。

 殺人事件の被害者の場合は、死後も恐怖のあまり毎日犯人から逃げようとする場面が繰り返され、ある一定の期間(数年から数十年~)逃げ続けようとします。しかし、ある時、やっと自分の置かれている立場を理解できることができた時には、今度はその犯人を探そうとします。怨み・憎しみの感情が高まった場合は、加害者に憑依し復讐を果たそうとします。

 復讐をさせる前に、理解してもらい成仏をしてもらうのがいいですが、復讐を果たしてしまった時には、新たな深いカルマを作った訳ですから、霊とは言え、殺人のカルマが加わるのですから、成仏するのにかなり時間を要します。

 ところで、殺人現場などで肝試しを面白半分でする場合に、何故怖いのかと言うと、大概の被害者は犯人を捜そうしますが、結局は遭うことができず、ずっと苦しんでいる状態なので、そこに来た人に助けを求めてしまうことです。助けを求められても、除霊のできる霊能者ではないので、少しでも苦しみから逃れたいがために、その人に憑依をしてしまいます。或いは、犯人の顔させ覚えていない場合もありますから、その場合はその人を犯人だと思い取り憑いてしまう場合もあります。

 現在、スピリチュアルブームです。しかし、霊的な存在や生霊に対しては、ブレスレッドやスプレー(液体)、シールなどのグッズなどではまず取り除くことができる筈がありません。