人前でうまく話すためには

 人前でうまく話せないと考えている方の特徴で、一から十まで文章にして話さなければと考える傾向の人がいます。或いは、文章を丸暗記したりする必要があるとか思っていたりしますよね。

 しかし、話し上手な方は、そんな努力はあまりしません。

 話の内容を大まかなイメージで捉えます。そのイメージをいくつか組み合わせて、話をつないでいます。

  •  上手に話すためには、まず、話の流れに注意を向けることです。文章を丸暗記するのではなく、敢えて記憶するべきは、話したい内容のキーワードか短文です。
  •  キーワードをいくつか記憶することと、そのキーワードに関する話の流れ(短文)は作っておく必要はあります。その流れを頭の中でリピートして作っておいて下さい。
  •  文章を丸暗記することに比べ、キーワードのみか短文を記憶していた方が、自然な流れで自分の言葉で話ができます。特に、営業の方は営業トーク集(短文)などノートを作り、朝起きてすぐと、就寝直前に見る習慣づけを行うことにより、何の緊張もなく、自然に話すことができるようになります。
人前でうまく話すための法則
  • あなたが頭で組み立てた文章どおりに話す必要がない、アドリブで十分と心得る
  • 覚えることはキーワードのみで、後はその場で話を作っても良い
  • 完成された話より、未完成の話の方が面白くて、奥が深いことを知ること
  • 流暢に話すばかりが話し上手ではない、TPOを心得た人が話し上手であり、人の感動を誘う
  • 営業などの接客についている人は、いつも営業トークのキーワードや短文を目にしていること
  • 時には、聞き上手=話上手であることを知ること
  • 色々なことに興味を持つこと

 これらのことを、毎日少しずつ根気よく行うことです。そしてそれを習慣にしてしまったならば、人前でうまく話すことに苦労されることはありません。