自身の睡眠のサイクルを知り、それに適した睡眠を取ることは、あなたの心身上の健康を保つことに繋がります。
このことは、あなたの不眠を解消し、熟睡するためには不可欠の要素です。また、熟睡は最高のストレス軽減と疲労回復法です。
睡眠のサイクルはノンレム睡眠からレム睡眠へと繋がる睡眠が、凡そ、1.5時間か2時間で1サイクルとして、一晩に4~5サイクル繰り返されています。
1.5時間か2時間は人により大体どちらかの時間サイクルになっています。これは、人それぞれ生まれてからの生活習慣が違うことに起因しています。
ノンレム睡眠では脳を深く休息させ、レム睡眠は脳を覚醒させ筋肉を弛緩させ、身体を休息させる働きがあります。
睡眠は何時間とったからと言って、快眠に繋がる訳ではなく、上記のサイクルの3倍~5倍の睡眠時間が理想的です。1.5時間のサイクルの人は4.5時間、6時間か7時間半です。2時間サイクルの人は、6時間か8時間、或は、8時間です。
このサイクルを無視せずに睡眠を取るならば、あなたは目覚めが良く、身体上の疲労感を無くし、心身上の回復が期待できます。
逆に、毎日多忙で睡眠時間があまりとれない方も、この睡眠のサイクルに着目して1.5時間の人はその倍数の時間、例えば、3時間、4時間半でも熟睡することができます。2時間サイクルの人は、その倍数、4時間でも熟睡することができます。これは短時間の睡眠のヒントでもあります。
寝不足に感じたり、目覚めが悪く疲労感が残るのは、このサイクルを無視し、覚醒の準備期間であるレム睡眠ではなく、脳が活動していないノンレム睡眠の時に無理やりに起きようとした時だと言えます。
やはり、ご自身が時間のサイクルを自覚して、睡眠をとっていただくことが肝要です。サイクルを認識し、質の高い睡眠はあなたの免疫力をアップします。これが、健康で長生きを目指せる睡眠の方法です。また、それは頭の働きが良くなる睡眠でもあり、精神を安定させる効果もあります。