潜在意識とマイナス思考・プラス思考との関連

 人の意識には、表面(顕在)意識と潜在意識(無意識)、更にその奥には、深層意識があります。学者によっては、潜在意識以下の意識を深層意識と呼ぶ場合もあります。

 表面(顕在)意識は、簡単に言うと起きている状態の意識です。潜在意識は、表面(顕在)意識の下で絶えず働いている意識と言えます。24時間起きている時も、眠っている時も働き続けています。

 ここでは、潜在意識を中心に考察してみましょう。表面(顕在)意識は、人に起こった様々な出来事を考え、取捨選択を行いますが、潜在意識は、批判・判断機能を持たず、与えられたものをそのまま受け取り、そのまま蓄積していきます

 また、潜在意識はまた現実と想像を区別することがなく、倫理時間空間の影響を受けることがありません。また睡眠中の夢、ひらめき、直感などを生み出します。

 あなたが考え行動したつもりでも、絶えず、潜在意識で蓄積された感情などの記憶を元に動かされています。あなたの思考は、潜在意識下にある感情に絶えず支配されています。

 マイナス思考の方は、潜在意識下により多く蓄積されたマイナスの感情の影響を大きく受けていることになります。いくら自分はプラス思考にならなければと考えながらもマイナス思考から抜け出ることができません。

 マイナス感情が生まれるのは、あなたのオーラの中にある記憶(前世からの記憶とカルマ)に影響されています。そして、更には今世でのあなたが体験したマイナス感情の記憶の蓄積から生まれてきます。

 逆に、プラス思考の方はどうかと言うと、同じ様にマイナスの感情も潜在意識に蓄積していますが、できるだけ自分自身の中でマイナスの感情を拾わない様に、意識的か無意識的に選択して、ある意味言葉は悪いですが、都合よく解釈をしていきます。

 また、同じ現象が起きたとしても、プラス思考の方は、できるだけ、マイナスの感情を潜在意識に蓄積しない様に、無意識的に選択し、マイナスの影響を受けない様にする習慣を身につけています。

 そして、更に特筆すべきことは、プラス思考の方は、視点・考え方が違うと言うことです。それは、どんなマイナスの現象が起きても、大きなマイナスとして捉えない、時にはプラスに捉えることができる習慣を身につけていることです。

 この点からマ イナス思考の方は、どうしてマイナス思考をプラス思考に変えられないかが御理解いただけると思います。

 また、マイナスの感情は、誰にでも起こる感情ですが、敢えてマイナスの感情を選ばず、あなた自身の視点を変えて、プラスの感情を選択する習慣を持つ意義を感じていただければと思います。