妊娠すると女性の運が上がるのは

 妊娠すると普通、女性は運が上がります。それはこれから生まれようとするお子さんの身体に多くの気が蓄積されていくからです。

 人間が胎児として生まれながらに持ち合わせたものを“先天の気”(=生命エネルギー)と言います。

 普通、その先天の気は充分に腎臓に蓄えられています。そういう気を持つ胎児を子宮内で育てている女性は運が良くて当然なのです。

 元々、先天の気が豊富な人は長生きができ、不足していると寿命が短いと言えます。それは、母親が虚弱体質であったり、栄養不足、気血の巡りが悪く冷え性だったりすることで、親の先天の気を引き継ぐことができません。これは後々お子さんが成長できるかどうかに大きく関っています。

 そして、胎児に関らず、お子さんであれ、大人であれ、先天の気が消耗すると命の危険さえ起こります。その先天の気がなくならないように、食べ物などから後天の気を補わなければなりません。

 先天と後天の気の存在を知らずとも、人は生きていけるようになっていますが、もし、そういう気に対する知識があるならば、体力を蓄え、寿命を縮めることのない生活を送ることができます。

 ところが、後天の気(=栄養等)をどんどん取ればよいと考え、食べ物をとり過ぎなどによって、多くの内脂肪を蓄えてしまうことなどはかえって、身体内の気の流れを滞らせてしまいます。

 後天の気を蓄えることができないばかりではなく、腎臓の本来の働きを悪くすることになり、先天の気そのものを減少・消失させてしまう原因にもなります。

 それは、栄養の過剰摂取により、身体内の細胞に充分な酸素が行き渡らないことも原因の一つです。食事も適度により少な目がベストです。