明るい人と暗い人

 性格が明るい人(顕在意識が明るい人)は、潜在意識の中にマイナスのエネルギーを多く蓄えていきます。逆に、性格の暗い人は、潜在意識にプラスのエネルギーを多く蓄えていきます。これは、陰陽のバランスを保つために自然に起こる現象です。

 気のエネルギーは電気と同じエネルギーなので、片方にプラスが集まると、別の方にマイナスが集まります。意識の表面にプラスが多く集まる傾向が強い方は、明るく外交的になります。周りを気にするあまり無理をして明るく振舞っている方は、逆に、意識の表面にマイナスが多くに集まる傾向が強い方は、暗いか内向的になります。

 しかし、極端に表面の意識にマイナスの感情ばかりだと、辛くて仕方がないですよね。幸いなことに、潜在意識のプラスの感情と陰陽のバランスの原理から、そのマイナスもいつまで続きません。少し我慢すれば、普通人の心は自然にバランスを取って修正をしてくれます。もし、自然修正ができなければ、精神的な病気になってもおかしくありません。

 性格・考え方等により、人の気のエネルギーがプラスになるかマイナスになるかが決まります。人生も磁石と同じ、マイナス思考の人は表面の意識がマイナスになりやすく、その人の周りに多くのマイナスのことが引き寄せられます。逆に、プラス思考の人は、プラスのことが引き寄せられやすくなります。

 そうは言っても、人間はそんなに単純にはできていません。もっと複雑な動きをするのも当たり前ですし、プラスと思ってもマイナスを多く持っている人も多いからです。逆もまた然り。両方持っているのが普通の人間ですが、プラス思考かマイナス思考かで、人生の流れも変わってくる事も事実です。

 人が目指すべき状態は、心身内の気のエネルギーのバランスが適度に取れた状態ですが、元々、人類の歴史の中で多くのマイナスを与えられてきましたので、プラスよりマイナスが多いのが普通と考えて、日常的に気功的にプラスの気をを集める作業をすることで、気のバランスが取れ、人生がプラスに変わっていきます。