幸せを求めるなら、あなたは他に責任を転嫁してはいけない

 あなたが本気で幸せを求めるなら、そして、もし今そうでない場合はその理由を他(他人)に責任を転嫁してはいけません。これは重要なことです。他に責任転嫁することで、あなたは自ら幸せになるために踏まなければいけないステップや、努力するべきことから目を背けていることになるからです。

 原因を他に転嫁することは視点を間違った方向に向けることでもあり、あなたの視点がそこを見ている限り、あなたは精神的に安定している幻想に囚われているに過ぎません。

 自己を厳しく見つめることや努力をする必要がないのですから、一時的に悩まなくて済むのかも知れません。

 しかし、いつかはあなたが抱える問題点に向き合わなければならない時期が来ます。

 また、他に責任転嫁される方の中には、他を誹謗中傷する方もいます。そういう方はいつまでも幸せから遠のいてしまうだけです。寧ろ、マイナスの強烈なカルマを作り上げてしまうことにより、自ら不幸への道をまっしぐらと言う状態になります。

 ところで、あなたが幸せになるために、超えなければならない壁がある場合も、努力するべき項目がある場合も、結局はその条件を満たさない限り、あなた自身が余程運が良くなければ良い方向に向くことはありません。いつまでも同じことを繰り返しているとしたら、その間中不幸を感じ続けていなければなりません。

 本気で幸せを求めることは、それなりに努力と覚悟のいることです。生まれつき幸せで一生を送れる方は極一握りです。

 もし、そうでないならば、頑張っていかないといけません。幸せになるには、幸せになるためのルールが存在しますが、まずその前に必要なことは、上記の様な間違った視点を持たないことであり、仮に持ってしまったとしても、勇気を持って軌道修正することです。