霊界は人間界とパラレルに存在しています

 霊界は人間界とパラレルに存在しています。元々、霊界は一つしかありませんが、幽体離脱した場合、未成仏状態の霊がいる場所は、人間界と霊界との狭間にある亜空間です。

 霊界がパラレルの位置にあるので、霊感のある人には幽霊が視えます。霊能者に視える霊的存在がいる世界は、まだ成仏されていない人がいる世界です。

 通常「成仏」をされる方は、人間界に何の未練も執着を残していませんから、霊体は肉体などのひっかりがなくなり、軽くなります。肉体や様々な想いから解放されて、光(何ものにも汚されていない純粋なエネルギー体)が見えて上空に登っていくのが成仏の意味です。上空とは俗に言う天国と言われるところです。

 そして、成仏してももし再生される必要があるカルマ消化される必要ある場合やその人に何らかの使命がある場合は、人間などに生まれ変わります。

 人は消化されるべきカルマがあるうちは、何度も輪廻転生を繰り返します。そう言うカルマがなくなった場合(カルマから 開放され何の穢れもない状態)は、宇宙(大宇宙の大生命と表現される場合もあります)と同化します。宇宙とは、一般的に言うのことを指します。(これはエネルギーが無くなり消滅することと意味が異なります。)

 しかし、自らの意志で光を拒み現実世界に未練を残している場合や、殺人などの不本意ななくなり方をされた方は、不本意な自己の死に対してそれをもたらした人に今いる空間に残り敵討ちをしようとします。

 また、自殺の場合は自ら死を求める訳ですから、その苦しみや痛みから逃れる術を持ちませんので、現世に数十年から数百年留まることになります。

 ところで、心霊スポットは、多くは殺人などで不本意に命を絶たれた霊が存在する場所ですから、そこに興味本位に行く行為は、霊的なレベルでは自殺を求める行為と同じと言えます。

 苦しみもがいている霊は、その人にしがみつき助けを求めます(憑依現象)。しかし、それで助けられない場合は、苦しみもがく霊は自分の仲間に引き入れようとするからです。

 人は何れ順番がくれば、全ての人がこの霊界に行きます。全ての人が辿り着く場所です。それは故郷とも言えますが、それまではこの世界を楽しみましょうね。