生活のリズムを決して月に照準を合わせるべきではありません

 長年気功をしていて、感じるのは月のエネルギーの悪影響です。それもあまり宜しくない影響です。人は綺麗なものに惹かれますが、その程度に留めておくのがベストです。

 深夜などは集中力が高まり精神的高揚が起こるのは、月が持つマイナスのエネルギーが原因で、意識が内面に向くからです。

 満月は、月の引力が最も強くなります。満月に関してスピリチュアルの世界では色々と言われていますが、気のエネルギーのレベル、プラスとマイナスのレベルは、朝・昼と夜との差程の違いがあります。

 月のエネルギーはマイナスのエネルギーそのものなので、人の精神状態だけでなく、今置かれている現状さえも不安定なものにします。ましてや、深い悩みをいだいている方々にとっては、更に最悪な状況に導びかれることでしょう。

  満月の日に人の出生率が高くなり、出血量も増えるのは、人間の血液や体液をも引っ張り、神経が活性化するからではないかと言われていますが、自律神経が狂ったり、うつ的になるのは、満月か新月の日の影響があることが多いようです。

 更に、新月・満月の日には交通事故が多いとも言われています。地震の発生の原因が月の位置であったりします。

 このように、特に躁うつ病をはじめとする精神的な疾患が増えている世の中で、月から良い気を吸収しようなどの考え方を持つことが大きな間違いで、更に病状を悪化させていきますから、くれぐれもご注意下さい。

 ところで、新月や満月のエネルギーを使い、願望を成就しようなんて試みは全く意味を成しません。逆に、月のマイナスのエネルギーが起こすことは、マイナス思考やマイナスの現象です。

 また、そのマイナスのエネルギーを蓄積していくことで、新たなマイナスのカルマさえも作ってしまいます。人生を狂わせるマイナス材料でしかありません。

 例外なく、月を対象とした瞑想などは、プラスのエネルギーを過剰に蓄積している方以外は逆効果になります。

 日本でのスピリチュアルの先生方の多くがこの間違いを犯しています。陰陽のバランスが大切なのが気功の理屈ですが、実際には現代人は心身には多くのマイナスのエネルギーが溢れているのですから、本当に集めなければならないのは太陽のエネルギーです。

 だからこそ、プラスのエネルギーを吸収する必要があります。太陽などのプラスのエネルギーを重視しなければなりません。

※但し、月を対象として唯一活用しても良い場合は、ヨーガでクンダリニーを覚醒時に活用する時のみです。それは、心身内にプラスのエネルギーが溢れているために、陰陽のバランスが必要だからです。