人は自分の感覚のもとに物事を見ます

 普通、物事の正確な判断をすることは、非常に難しいことです。もし、自分に透視・霊視の能力があったらいいのに、と考える人も多いですよね。

 時々、人は何故判断を誤るのか?

 それは、その人の意識の中に思い込みや、今までの経験に基づいた感情に基づいて物事を見ようとするからです。

 例えば、彼から連絡が来ない。どうしてだろう?・・・浮気をしているのでは?嫌いになったんだろうか?・・・様々なことが頭をかすめます。これは間違いなくマイナスの思考パターンです。

 しかし、中には今まで恋愛にも失敗をしたことがなく、何事も運よく生きて来られた方は、そういう考えを持たない人もいます。そう言う方はすごく恵まれた方ですよね。

 今まで、全くマイナスを経験したことのない人は殆どいません。今の自分になくても、前世やご先祖さんの誰かは必ずマイナスを経験しているからです。

 深い意識の中に、マイナスの経験は潜在意識やDNAの中に組み込まれているからです。

 いつもマイナスの意識で正確に判断できないことを、私は「サングラスをかけて物事を見る」と表現します。それは逆に、サングラスをかけずに裸眼で物事を見ることができるならば、正しい見方ができると言う意味です。

 では、どうすれば正確に判断できる様になるのでしょうか?まず、基本になることは、次の二つです。

  • ❶分からない、見えないことを今のあなたの心で見ようとしないこと
  • ❷分からないこと見えないことは、分かるまで見えるまで待つこと

 妄想に取り憑かれた場合は、この原点に戻る必要があります。妄想に妄想を重ねてはいけません。妄想に妄想を重ねれば、どんどん妄想を大きくします。

 ご自身の判断を今までの経験から間違っていないと思ったとしても、もしそれがマイナスのことであるならば、あなたはそのマイナスを信じてはいけないのです。

 分からない見えないことを、無理に見ようとすることをやめて下さい。

 そうするだけで、とんでもない妄想に振り回されないだけでなく、あなたは正確な判断ができるよ うになります。そして、そのマイナスの意識によってもたらされる、マイナスの結果も回避することができるようになります。