妄想から逃げようとするとどんどん大きくなって追いかけて来ます

 妄想に悩まされる方とそうでない方がいますが、いつも同じキーワードやシチュエーションで妄想が起こるとしたら、負の連鎖の状態に入ってしまっていると言えます。妄想は男女に関係なく起こります。

 その場合は、必ず、根本的に現実を理解することから始めないといけません。

  • 妄想をあくまで妄想だと理解できる場合は、妄想にはならないのですが、これを現実に起こっているかの様に感じてしまうところに妄想の妄想たる所以があります。

 また、未来的な出来事まで起こり得るかもしれないと妄想させてしまいます。そして、その妄想のために一瞬のうちにマイナスの感情で覆われてしまうことも多々あります。

 また、まだ精神的な余裕や元気が残っていて、妄想と闘えるうちはまだ問題がないのですが、妄想を恐れそれから逃げようとすればする程、その妄想は化け物の様にどんどん大きくなって追いかけて来ます。

 もうそうなると、いてもたってもいられない位の妄想に苛(さいな)まれてしまうでしょう。

 そういうあなたの呼吸は浅く短く、時には荒々しく過呼吸の状態になっているかも知れません。自律神経を調整するどころか、深く深呼吸することさえできない状態に陥っていると言えます。このような状態から立て直すのは至難の業です。

 習慣的に妄想癖を持つ方は、根気よくなくしていかないといけません。

 この「妄想できる力」を感情に支配された妄想ではなく、自由にコントロールできるものにできるならば、あなたには人生そのものを制御できる程の力を持ちます。 秘術はそれを訓練する方法でもあります。