マイナスの言霊が連鎖し、伝染する

 言葉自体には、それぞれが示す意味がありますよね。プラスの言葉やマイナスの言葉、それ自体がプラスもマイナスでもない言葉があります。

 言葉には、その意味だけでなく、多くの人が認知していることにより、言葉そのものに俗に言霊(ことだま)と言われるエネルギーが集まります。言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のことです。

 声に出した言葉が現実の事象に対して、何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発する良いことが起こり、不吉な言葉を発すると悪いことが起こるとされています。しかし、その言霊の影響を受けるか受けないかは、個人差が あります。

 では、いったいどの様な人に、どの様な時に、マイナスの言霊が連鎖し、伝染するのか考察してみましょう。

 人にはプラス思考の人とどうしてもマイナス思考になってしまう人がいます。分かりやすく言うならば、心身にプラスを多く蓄えている人と、マイナスをどんどん蓄積してしまっている人です。

 マイナスを蓄積している人は、エネルギーの状態がマイナスであるがゆえに、マイナスの言霊のエネルギーを引き寄せます。そして、現実には現象として現れていないとしても、その言葉が持つマイナスのエネルギーの影響を受けやすくなり、未来に於いて多かれ少なかれマイナスの影響を受け、マイナスの現象を引き起 こしてしまうことが多々あります。

 逆に、影響を受けない人がいます。プラスを多く蓄えている人は、マイナスの言霊のエネルギーを無意識で跳ね除けたり、気にもしないからです。しかし、プラスの人であっても、繰り返しマイナスの言葉を聞いたり、言われた場合には、マイナスの影響を受ける場合もあります。

 ここで大切なことは、人はマイナスの言葉とその言霊の影響を受けやすいと言うことです。

 だからこそ、マイナスの言葉を普段から使うのを少なくし、プラスの言葉を多く使うことが正しい選択です。簡単なことですが、積み重ねにより、後々人生に良い現象を起こしたいものですね。