マイナスの感情が如何に人生に影響を与えるか

 人によってはいつも心の中に怒りの感情あり、折に触れて他者に反撃したりする方もいます。本来ならば怒らないで済む場合でも、感情的になり怒りを露わにして対応してしまうことです。

 それがたとえ、表に出すことがなくても心の中にその感情を貯めていくならば、それも同様のことです。このように日常的に心に邪気を繰り返し集め続けると、正気よりも邪気が心身内に入り易くなり、正気が増えていきません。これは罹病の大きな原因になります。

 怒りの感情は邪気そのものです。怒りの感情はその人に確実に不幸をもたらします。不幸は更に怒りの感情を生み不幸を繰り返します。そして、怒りの感情がある限り不幸のスパイラルからは解放されることはありません。

 普通によく見られるのが、毎日の様に職場のストレスをお酒などで紛らせることです。上司の陰口を同僚といつも言い合っている状態は問題の根本解決されなないまま意識の奥に邪気が貯まり続けます。

 また、邪気の一つである妄想でも同じことが言えます。妄想を持つことは無意識的行われることが多く、潜在意識にも焼き付けられていきます。現実とはかけ離れたことでも、何れ現実かの如く認識してしまうことです。

 これらの妄想を含めたマイナスの感情は人生に決して良い影響を与えることはありません。繰り返し意識に刻まれ心身内に留まることを邪気固着傾向と言いますが、それはまさに破壊作用に直結します。

 以上の様なことは誰にでも起こり得ることです。マイナスの感情が如何に人生に影響を与えるかをしっかりと認識していただくことはとても重要なことです。