瞑想をしない人に偉大な人はいない、と言うことばがありますが

 瞑想(メディテーション)は行い方により、その方の才能を開花させたり、人生により多くの恩恵をもたらすものですが、瞑想は時に恐ろしい心の病を引き起こす原因にもなります。

瞑想は両刃の剣です

 もし、何も知らずに教えられるままに瞑想をした結果精神的な病になる方もいます昨今、様々なセミナーがあり、その中に瞑想教室なるものが活発に行われております。「瞑想は素晴らしい」と言う判断だけで、そう言う所に通ってはいけません。

 例えば、失恋直後などに瞑想をした場合どうなるか、考えるだけで怖くなります。瞑想することにより、悩みが解決するのではありません。むしろ、そう言う時に瞑想をしてしまうと間違いなく、今より大きな苦しみを味わうことになるのです。中には強烈なトラウマを作る場合もあります。

 世の中では瞑想をすれば心が真っ白にでき、嫌なことも忘れられると言った間違った教えが広まっています。しかし、瞑想で心が真っ白になるのではなく、正しい視点の基に瞑想が行われない場合は潜在意識の働きの為に、トンデモない事態を引き起こす原因になります。

 それは、人間の心の領域には、表面の意識(顕在意識)に下に、潜在意識(無意識)があり、更にその下に深層意識という領域が存在します。

 人間悩んでいる時は、無意識的に悩みから逃避しようと心が働き、その悩みを潜在意識に封じ込めようします。そして、その方が悩めば悩む程、大きな傷を潜在意識に刻みつけることになります。更に進めば深層意識への影響も出てきます。深層意識は心臓などの内臓と繋がっています。つまり強度の肉体的な影響も出てくる可能性があります。

 また、瞑想は、潜在・深層意識の効果的な活用方法ですが、間違った方法により行えば、人間を一瞬にして病人にさえしてしまう程、恐ろしい結果を生むものなのです。もし、悩みの渦中にある方が瞑想を行った場合は、潜在意識に蓄えられた悩みの意識がどんどん増加させてしまう結果を生みます。

原則的には、瞑想を行える時は、心が健康な時に行うべきです

 マイナス思考の持ち主ならばプラスの思考習慣を身につけることから始めるべきなのです。プラスの思考習慣を持っている方、つまり潜在意識も健康な状態になっている方はどんどん瞑想しても問題がないと言えます。

※心がマイナスの状態で行っても大丈夫な瞑想は有識瞑想と言います。但し、根気よく自分と向き合う必要はあります。