自分が間違ったことをしたと思ったならば

 自分が間違ったことをしたと思ったならば、お相手が許してくれるかどうかに関係なく、あなたは自分の間違ったことの訂正をしなければなりません。

 もし、それがどんなに辛いことであっても、お相手が自分を受け入れてくれないと分かっていても、訂正すること、全てを正直にお相手に伝えることを怠ってはいけません。

 そうでなければ、あなたは自分自身に対し、今までそうであった様に、これからも嘘をつき続けることになります。そして、これからの人生でも、自分を誤魔化しながら生きることになります。

 逃げて誤魔化して生きることで、あなたの心がいつまで救われることはありません。

 自分を誤魔化すために、他や他のことをどんなに求めても、そこには真実の心が生まれることもありません。お相手や対象が違うからです。あなたが今後同じ間違いを犯さないためには、間違いを訂正する作業を怠ってはいけません。

 間違いを訂正することは、決して恥ずかしいことではありません。それは勇気のある立派な行動ですが実際にやってみると、間違いを訂正する作業は大変な様でいて意外と難しくないことに気づくものです。

 しかし、訂正せずに放置したならば、その間違いは単なる間違いではなく、化け物の様になってあなたの心の片隅にいつも居座ってい続けることでしょう。

 そして更に、放置すればその化け物がどんどん大きくなりあなたの正常な心を蝕み始めます。これが心の働きです。自分の心を騙すことができないのが真理です。

※特別な事情などがある場合は、上記の考え方が該当しない場合もあります。