気の毒は身の毒と言いますが

 「気の毒は身の毒」という言葉があります。昔の人はよく言ったものですね。心配し過ぎるのが身体に一番よくないという意味ですが、心配し過ぎたり、考え過ぎたりすること、或いは妄想をめぐらすことは、「気が滅入る」に通じます。

 つまり、気が減ってしまう。身体内にある気のエネルギーが放出してしまうと、様々な面でのマイナス面がでてきます。体内に残っている気がマイナスの性質を帯びることになります。

 そのことは、肉体面で体力を消耗するだけではなく、勿論、精神面では気が放出することでマイナスの状態に移行していきます。精神的な流れは癖のようなものです。癖を改善するには、根気が必要です。

 しかし、気の立場からすれば、気を放出をさけるだけの消極的な考えではなく、プラスの気を積極的に取り込むという形がベストと言えます。

 プラスの気とは物理学的に電気の様にプラスと言う意味ではありません。気の性質(意念)がプラスと言う意味です。プラスの気が増えれば、マイナスが減る。

 これは当然のことで、プラスが増えれば運が良くなります。運が良くなれば、心配もなくなり、楽しくなり、プラスの気がどんどん増えていきます。

 また、プラスの気は、性質的にプラスがプラスを集める習性を持っています。プラスがプラスを集めることは、私が常に言っているプラスの気の器にも関係し、集まれば集まる程その器を大きくします。

 「お金のあるところにお金が集まる」のも同じ意味です。この言葉は、言葉だけが世の中に伝わり本当の意味を知らない人が多いのです。言い換えれば、「お金の気のエネルギーがいっぱいあるところに、更に、お金の気のエネルギーが集まり、その気のエネルギーにより引っ張られて、お金が集まる。」ということを言います。