逆腹式呼吸の方法

逆腹式呼吸(丹田呼吸法)の実践
 逆腹式呼吸法は通常の腹式呼吸の逆の方法で、丹田呼吸法とも言います。気功の鍛錬などに活用します。逆腹式呼吸は特別な効果があります。
 逆腹式呼吸の腹腔(ふっこう)の収縮と拡張により、第二の心臓と同じ役目を果たします。腹腔中の気の流れを良くし、気の流れは各臓器 への血液の流れを促します。
 これにより気滞血才(気の流れと血の流れが悪い状態です。気のポンプ作用で血が動くため、気の流れが悪くなると、血の流れも悪くなります。)を防ぎ、各臓器の発病率を減少させます。
 また、胃腸の蠕動運動を促し、胃腸の活動を活発にします。消化不良、便秘や慢性胃炎解消などに効果があります。腹筋を鍛える効果もありますが、下腹部の前後運動も併せて行っていただくと更に効果でます。
 更に、腹腔の収縮と拡張により、腹腔内の内分泌機能を整え、ストレスに強い身体と若返りに効果があります。逆腹式呼吸は気功に於ける重要な位置を占めています。
具体的方法
 肩の力を抜いて
 両脇を締めてから鼻から吸気(吸う)で下腹部を凹ませる。
 口から呼気(吐く)で下腹部を膨らませる。
 気功では秒数はあまり関係ありませんが、ヨーガの方法ならば、吸気(7秒)呼気(7秒)この方法を7セットで1セットです。場所と時間は問いません。下腹部を凹ませる時は、思いっきり行って問題がありません。

※血圧の高い方は要注意です。この呼吸を行うことにより、一時的に血圧が上がる場合もありますので、医師と相談してから行って下さい。