周りの目をいつも気にし過ぎることからは

 周りの目を気にし過ぎることからは、あなたにとっては決して利益をもたらすものではありません。それは、自分を良く見られたいという心理が働いているから、周りの目を気にしてしまうのです。

 確かに、一時的に、周りからは“いい人”の評価をもらうかも知れませんが、最終的には、あなたの心が満足することは決してありません。

 そして、いつもいい人を演じ続けなければならなくなり、最終的には自分を追い詰めえることになります。

 あなたを支えているのは、周りの人達の評価です。その評価のために、本来のあなたの考えを曲げてしまい、したくもないことをあなたはしているのかも知れません。

 それは、「私の自分の考えより、私に対する評価の方が重要です」と言っているようなものです。こんな状態では、あなたはいつまで経っても自分に自信が持てる筈がありません。

 気にする方には、次の様に同じ様に二つのタイプがあります。

  • 自分の考えがあるが、殆ど周りの意見に合わせる
  • 一応周りには合わせるが、自分の意見は心の中に持っている

 もし、あなたが②のタイプならば問題はありませんが、①のタイプならば、本当にこれでよいかどうかを、もう一度あなた自身で考えてみて下さい。

 周りの人に合わせることばかりを続けていると、あなたは本当のあなたらしさをどんどん失い、もし、真逆の意見があなたの中にあった時、自滅的な力があなたの中に生まれ働き出すようになります。

 なぜならば、その行為そのものが、自己を否定をしていることと同じだからです。

 そしてそのことは、自信がない非人間的な自己イメージをどんどん意識に植えつけていきます。自分の意見を殺して周りに合わせることが、本当の協調性ではありません。また、自分を騙すことは結局は周りの人も騙すことと同じであることを知って下さい。

 そして、何れ周りの人もあなたとは対等にはつきあってくれなくなります。或いは、単に都合の良いだけの人としてのレッテルを貼られてしまうでしょう。

 また、いつも自分が他人の意見や好みに振り回され続けることになり、最後には、そういう自分に嫌気がさすか、感情を抑えられず爆発するかです。そういうあなたは楽しい人生からどんどん離れていきます。