密教は本来、気を効果的に活用する方法です

 密教は本来、気を効果的に活用する方法です。

 しかし、それが表に出ることを恐れた当時の支配者階級の人達や修行者達が気の存在そのものを隠してしまった結果、現在では密教を形骸化してしまい、密教が本来持つ力を失ってしまいました。

 その証拠は、手印(ムドラー)です。指は、各経脈の先端部に当たり、掌が身体全体の相似象となっています。

 密教の手印は、指を特定の形に組んだり、特定の順序と回数で動かすことで、体内の様々な気を操り、また身体にある各チャクラを制御することを目的とします。

 単に三密を行うだけの形骸化した密教の行法では、現象を起こすことはできません。本当は三密ではなく、気のエネルギーの制御を加えた四密が必要なのです。

 だから、密教の修行は本来は、気を高める訓練から始めるべきなのです。気の集まりと高まりがあり、全身にそのエネルギーが漲りその活用に成功した時に、本来の行法としての現象が起きます。

 密教の本来の姿は、今や日本の仏教の中にはありません。また、クンダリニーヨーガの中にもありません。そこには本当の情報が抜け落ちています。

 密教の真の情報は、中国医療気功や極一部のヒーリング技術の中にのみに残っています。 昔から、口伝とされてきている部分が気功の中にあります。これは密教を支持、修行をされる方へのヒントです。クンダリ二―ヨーガに関しても同じです。