幻覚・幻視・幻聴と霊視・霊感の違い

 幻覚・幻視・幻聴と霊視・霊感の違いを本人は非常に見分けにくいのですが、そのルーツ(どのようにしてその能力が出始めたか)を探りながら、見分ける必要があります。

 何人かのお客さんでもご自身に霊感があると私に話をされる方がおられますが、その殆どは妄想も手伝って、実際には違っていたりします。私は敢えて違うとは言いませんが。また、そういう能力を自分も持ちたいという願望から幻覚・幻視を経験する場合もあります。

 ところで、自分にそのような能力?があると思っている方はもう一度、能力が出はじめる前の状態や精神状態から探ってみることです

 能力があって見えているのであれば問題はありませんが、以下のように、心の病気が原因の場合は、慎重に扱う必要があります。

 幻覚・幻視・幻聴は心の病に罹病している方にも起こります。心の病の場合は、意識や記憶、知能、感情、意欲、自我など、様々な側面に障害があらわれますが、主に出るのが知覚や思考の障害です。

 また、心療内科や精神科に受診中で薬を継続して飲まれている方にも幻覚・幻視・幻聴が起こります。この場合は決して霊視・霊感の能力が開けた訳ではありませんから、寧ろ、それを意識してしまうことにより、更に病気を悪化させてしまう可能性もあります。

 霊視・霊感能力はその方のタイプにもよりますが、殆どの方の潜在意識の中に存在します。霊視・霊感の能力に対して感受性が高いかどうかの違いです。

 また、そういう能力を開発することもある法則に従って順を追って根気よく行うならば、誰にでも身につけられる能力です。これに関しては鑑定等でお尋ね下さい。

※夢を見たとか、瞑想中に映像や特殊な音などが出たとか言うのは単なる潜在意識の働きで、霊視・霊感能力を得たことではありません。しかし、その映像や音などが霊視能力・霊感能力を開発の一つ鍵になります。