妄想活用のプラスの技術

 私は「一念心理行動」と「一念心理現象」に関して、別掲でお話をしました。ここでは、人間の心理的な働き「妄想」の効果的活用法に関してお話します。また、妄想に囚われておられる方がすごく多いので、それを回避し、妄想をプラスに活用する手段としてお読みください。

 元々、妄想とは非合理的かつ訂正不能な思い込みのことを指します。妄想を持った本人にはその考えが妄想であるとは認識されていません。

 そして、その妄想は新たに次の盲想を生み、どんどん連鎖的に膨らんでいく場合も多々あります。そう言うマイナスの心の働きを普通、妄想と言います。妄想は、意外と強烈にあなたの人生に影響を与えます。

 妄想と言う言葉は上記の様に定義できますが、私は、逆にあなたが願望を妄想することを活用して、その願望を成就する技術をお教えします。

 一般的には、妄想に囚われた人はどんどんマイナス思考に移行していきます。そして、あなたの人生に対し、時々妄想が現実化すると言う悪さをします。

 また、通常「妄想は自分の心の中だけでイメージしているだけのものだ」と一般的には考えられていますが、実際には、あなたが妄想したイメージはあなたのオーラを通じて周りの方にその一部が伝わっていることは知られていません。

 あなたの伝えたいことを、お相手に言葉で伝えることは普通のことです。しかし、あなたが感じていることや、心の中にある欲望などをうまくお相手に伝えるには、妄想をうまく活用することで、意外と面白い反応が見られます。

 あなたのオーラは霊能力等の特殊な能力がなくても、それを感じる人には、或いは見ることの出来る人には確実に把握されています。

 つまり、妄想は単なる自分だけのイメージではなく、あなたのオーラを変え、周りの人や環境に影響を与えると言うのが、気功的見解です。

 あなたが妄想と言う言葉を聞いて、一番に想像することは、恋愛を例にとってみれば、彼からメールなどの連絡が来ない時、「彼はもう自分の事が好きでないのかも知れない」「彼に新しい出会いがあって、その女性に夢中になってしまった」「今すごく幸せだけど、この幸せも いつかは壊れてしまうのではないか・・・」等々。

 現実ではそうでないかも知れないことをあれこれ頭に浮かべてしまうことだと理解しているでしょう。

 ところで、私は、一念心理行動で、あなた自身がどう捉えるかではなく、お相手がどうであるかと言う視点から話を進めています。しかし、妄想を活用する場合は、お二人のことでプラスのイメージを膨らますことが重要な要素になります。

 例えば、お相手が、あなたのことを大好きで、私が幸せ一杯であると妄想している人だったら、たとえ周りから見て現実的には違うかも知れないとしても、その人は幸せオーラを発しています。その人は間違いなく幸せの状態だと錯覚してくる様になります。

 また、そのオーラは周りからの見え方にだけではなく、お相手の心にまで徐々に影響を与えます。実際、妄想している人の心もプラスの状態ですから、その行動も適切な言動を取れる様になります。

 妄想は思い込みですから、どうせ思い込むならば、プラスのイメージで思い込むことで、プラスの現象を起こす可能性も多くなります。

 それは、妄想は人が頭で考えたりすることより、はるかに多くのエネルギーを持っているからです。

プラスの妄想(願望的妄想)の一例

  • ❶ お相手からプロポーズされるシーン
  • ❷お相手と相思相愛になるシーン
  • ❸ロマンティックなデートシーン
  • ❹お相手ともっともっと仲良くなる
  • ➎色褪せない結婚生活
  • ❻高給取りになる
  • ➐社長になる
  • ❽人生の達人になる
  • ❾夢を実現している・・・・・等々

 同じ妄想もプラスにイメージすると、それはもう妄想と言う言葉ではなくプラスのイメージそのもの、あなたの近い未来に起こることは全然違ったものになります。

 そして、妄想したと同時に、あなたの心の中を満足、感謝、幸せで一杯に溢れさせて下さい。妄想が一番活躍しやすい土壌は、感情を含む本能が関わるからです。