呪縛から解放されることで、本当の愛を知ります

 今、お付き合いをしているお相手がいる方は、一度自分に問い直して見て下さい。

 どんなお相手でも、お相手が絶対的な存在だと思い込む場合があります。或いは、思い込もうとする場合があります。お相手に依存し、またお相手の言動に一喜一憂するとしたら、それはまさに呪縛そのものです。

 がんじがらめになり、前にも後ろにも動けない状態と言えます。今、あなたに必要なことはお相手に対する呪縛を解くことです。そうしないと、いつまでもマイナスの意識が消えません。

 人によりメールやLINEなどの呪縛にはまっている場合もあります。ある人はお相手がいないと生きていけないという考えに囚われて必死に追いかけるかも知れません。

 本当の愛情はそういうところにはありません。今一番考えるべきことは、お相手が自分に本当に幸せを与えてくれるかを冷静に見る目を養わなければならないこ とです。

 また、自分を通してお相手にどれだけ幸せを与えてあげられるかと言うことも知らなければなりません。そして、その努力も継続する必要もあります。

 そして、本当の意味で、お相手がこの人だと思える人ならば諦めてはいけません。

 呪縛は依存と言うやっかいな精神状態でもあります。依存することは悪いことではありませんが、時に人を惑わせる魔力になります。

 お互いに依存し合うことが、支え合うと言うことなのかも知れませんが、心の中に弱さがあった時、それは依存を超えた呪縛になります。がんじがらめで身動きが取れなくなります。

 お相手と一緒にいる時にするべきことは、如何にお相手と楽しく過ごそうとするかです。

 お相手から与えてもらうことばかりを考えるのではなく、少しでも与え てもらったことに感謝し、その気持ちを表現することも必要です。

 与えてもらったことを当たり前と思う様になったならば、お相手はあなたに与えることを止めるかも知れません。

 知り合った時の緊張感を思い出して下さい。お相手に自分のことをもっと好きになってもらいたい、と必死だった筈です。つきあっていくうちに、自分がお相手を好きだと言う気持ちにばかり囚われていきます。

 人は慣れるに従い、相手に対して取るべき行動を忘れてしまいます。また、当たり前になっている部分も多いから、お相手に対し感謝の言葉も行動も少なくなっていきます。

 もし、お相手に自分以外に第三者の存在が現れたとしたら、あなたとお相手との関係は第三者とは関係ないのです。お相手とあなたとの関係がうまくいっていないから、第三者の存在が現れたことを覚えていて下さい。

 あなたをお相手にとって大切な存在にする努力は一生必要です。つきあい始めの様に、お相手が一生懸命にしてくれないから、自分もしないのではなく、お相手とは関係ないところであなた自身が頑張ることが、現状を変える唯一の手段でもあります。