下腹部の前後運動に関する補足

 気功の方法の一つに、下腹部特にお臍の下2cm位を前後させる運動があります。

方法:
 この部分は”腹脳(丹田)”と呼ばれ、下腹部を軽く前後させる運動により、腹脳を鍛えることができます。
 この運動は、前後運動と言うより、約5㎜~1cm位引く感じでやると比較的に簡単に行えます。(下腹部の貧乏ゆすりと考えて下さい。)
 また、椅子に座り少し前かがみでの姿勢が初心者に最適です。慣れてくれば立っていても可能になります。(普通は立位はきついですが、慣れるとすごく体力がつきます。)
補足:
 下腹部のみを前後させる運動ですが、腰を動かすのですか?と言う質問を時々受けますが、腰は動かせてはいけません。自然に下腹部を前後できる方は問題ないですが、どちらかと言うと腹筋を使って、下腹部を引く感じに捉えて下さい。あまり大きく動かさず、まるで貧乏ゆすりをするように。12、13秒で50回 位できるように目指して下さい。
 行いやすい姿勢には個人差がありますが、座位が比較的に簡単にできます。立位や仰向けなどは結構難しいです。最初は座位で行って下さい。慣れるに従って、どんな体位でも結構です。
 それと、下腹部の前後運動には、呼吸は一切連動させません。呼吸のことは一切考えずに、下腹部を前後することだけに注意を向けて下さい。