スピリチュアルに関して考える

 最近見た動画で心霊写真でないものまで心霊写真とするのもどうかと思います。何でもこじつけて言ったもの勝ちの時代ですが、現実と違う場合は我々にとっては単なる情報であるだけで何の役にも立ちません。

 また、スピリチュアルを分かりにくい専門用語で神秘化するのもどうかと思います。神秘化されている内容は何の意味もないのですが、これも特定の方は「人は信じたいものを信じる」で信じ込んでいまうかも知れません。

 例えば、チャネリングやハイヤーセルフと言った話もです。高次元の存在と言った漠然とした話がありますが、一体どこに高次元の存在がいるのでしょうか?こういった言葉を説明されるといとも簡単に騙されている方々もいるのです。

 また、大宇宙の大生命(気のエネルギーの塊)なら理解ができますが、確かに高次元ですが、一部の方々が述べている様に高次元の存在という風に人格化した存在は人間が勝手に作り上げたものです。チャネリングを教える側の方々もそれをする方もそう信じ込んでいることです。

 神そのものは人間の潜在・深層意識の中にある神性のことです。一般的に神の意志と言いますが、これは単に潜在・深層意識にある神に対しての教えや捉え方を再記している場合が多いです。単なる気づきなどをチャネリングの結果とは決して言いません。

 チャネリングにより現状の悩みを解決できると言った考え方も現実的には潜在意識が関係していることもあり、方法により更に悩みが深くなり、それが新たなカルマを蓄積する結果にも繋がる可能が生まれます。私はお勧めしません。

 真の「神の意志」をチャネリングという立場から見るならば、もっとシビアなもので、大宇宙の大生命がもたらす教えは創造も破壊も含めた平和を求める我々からすれば受け入れがたいことも伝わってきます。

 ハイヤーセルフについても同じく、高次元の自分自身と言いますが、単に潜在意識との接続ではなく、本当のハイヤーセルフはヨーガで言う真我のことです。この真我に巡り会える人はそれ相当な修行が必要です。真我に出会うには、総制という過程をクリアし完成させなければなりません。

 よくネットなどで簡単に説明されていますが、そのレベルでは、ハイヤーセルフに出会うことは殆どの場合実現は不可能です。

 私たちはしっかりとした、スピリチュアルではなく現実的な目を物事を見る事が最初に必要であり、現実的な目でどうも判断できない時に初めてそういうこともあるのかも知れないと考えても良いです。

※最後に申し上げておきますが、他の方考えにケチをつけたり、上記のことで述べたことに真偽をとなえるつもりもなければ、あくまで一個人の朱雀の見解であると認識していただければ幸いです。