運に関する考察

 運に関しての諺は数多く存在します。よく使われる諺に、「運を天に任す」「勝負は時の運」「運が尽きる」  「小さいことで運を使い果たす」「おのれの運を信じる者ぐらい運のいいものはない.(ドイツの諺)」等々あります。

 また、日常生活の中でも、普通に「自分は運が良い」「自分は運が悪い」或いは、「運が巡ってきた」「運が悪かったんだよ」など、よく使われます。

 ここで一番大切なことは、 この様な表現にある様に、運は他発的なものだと言う捉え方ですが、実は、運は自発的なものであることを知らなければなりません。

 運の良い人悪い人様々ですが、人は誰しも生来人生の中で使えるある一定量の運を持っています。そして、その量も人によりまちまちです。

 しかし、「運が尽きる」と言う言葉の様に、その一定量を使い果たしたら、それでその人の運がなくなってしまうと考えるのは大きな間違いです。

 運は、生来の一定量以外に、どんどん運を積み重ねて貯めていくことができます。運はある意味、預貯金の様に貯めていくことができます。そして、運は気のエネルギーと密接に関連しています。

運はまた、現状の捉え方の違いでも変わってきます。
 例えば、「当たり前と考え、他と比較して自分は少ないと考える」か、「感謝して、その起こったことを喜べる」かです。その捉え方如何で、運と言うプラスのエネルギーを更に蓄えることができるかどうかも違ってきます。
  • 「良いことが起こったけど、また、悪いことが起こる」=マイナスのエネルギー
  • 「当たり前と考え、他と比較して自分は少ないと考える」=マイナスのエネルギー
  • 「感謝して、その起こったことを喜べる」=プラスのエネルギー
  • 「運は蓄積して蓄えるもの+努力によっても増える」=プラスのエネルギー

 こんな簡単なことでも、上下の開きが生まれます。運の良い人は、プラスの捉え方のできる人とも言えます。プラスをより多く蓄える作業をしながら、捉え方もプラスであれば、運を下げることは避けることができ、更に運と言うエネルギーを蓄積することが可能になります。

 そして、その他のことでも、プラス思考(プラスの捉え方)であるならば言うことがありません。

 運の良い人が、運が良くなることを積み重ねることにより、更に、運のエネルギーを蓄積していけるのです。