気の上昇力と下降力

気の上昇力
  •  心身内に気が集まり、その意念がプラスに染まる時には気は軽くなり、気は上昇力を持ちます。
  •  そして、上昇力を持った気は人の運気を確実に上昇させます。気がしっかりと心身内に集まると、身体が軽く感じるのも上昇力が原因です。
  •  プラスの気は運気を上昇させるだけでなく、願望をどんどん実現される力を持ちます。それは、あなたの人生は軽快にスムーズに運んでいくことを示唆している言えます。
気の下降力
  •  逆に、折角心身内に気が集まっているのに、その意念がマイナスに染まっている時は、その気が重くなるだけでなく、同時に下降力を持ちます。
  •  マイナスの気は人の運気を下降させます。身体的には重くだるく感じる状態と言えます。
  •  また、そのことは、あなたの願望を成就するどころか、場合によっては何事もうまくいかず、多くの悪いことを引き起こしていきます。更に、マイナスが継続されると心身内の多くの気を放出し、病気・事故などの根本原因になります。
気の密度と感覚
 ところで、気がどんどん集まり、その意念がプラスに染まっているならば、その気の密度が高まっていきます。そして、最初、サラサラとしていたその気は粘っこくなっていきます。
 気功を行う時には、この感覚を目指してみて下さい。また、少し多くの運動を実行することで、いつもとは少し違った感覚が起こることがありますのでお試し下さい。恐らく、2000回程度だとその変化は感じないかと思います。4000回、6000回以上は必要です。
小周天・大周天に於ける上昇力と下降力
 気功で小周天・大周天という技術がありますが、この気のエネルギーの上昇力・下降力を意図的に行う技術は、呼吸と肛門括約筋の使い方にヒントがあります。

吸気を中心とした呼吸は陽(上昇)です。呼気を中心とした呼吸は陰(下降)です。

 吸気は督脈を移動させる時に、呼気は任脈を移動させる時に使います。小周天では、経絡により陰陽の呼吸の使い分けをするので納得いきますね。